慢性的な肩こりの原因は自信のなさと肩関節の位置
*******
現役医師として働いています。
心と体の健康について、そして人生について考えるのが大好きです。
現場から見えてくること、たくさんの情報の中から行き着いた個人的な考えをシェアする場にしたいと考えています。
訪れて下さった皆さまが少しでもかるーくゆるーく生きる助けになれば幸いです。
*******
こんにちは!
Dr.Amy えいみーです✨
先日、こちらの記事で慢性的な痛みへのアプローチに精神的な側面も必要だよというお話をしました。
その記事では肩こりを例に挙げたのですが、それについて今日はより詳しくお話しします!
先の記事をまだ読まれていない方は、そちらを読んでからの方が理解が深まるかと思いますのでお時間ある方はぜひ!
肩こりの原因は?
肩こりの原因ってなんなのでしょうか。
肩こりがひどくて病院に行っても、診察とせいぜいレントゲンでも撮って、問題ありません、と言われ、湿布でも処方され、運動しましょう、と言われて帰ってくるのがオチです。
ですが、湿布を貼っても運動しても、その瞬間は多少楽になるものの、やはり慢性的に肩に重たい何かが乗っかっている感覚が辛い、という方、多いのではないでしょうか。
現代西洋医学では、肩こりに明らかな原因はないとされています。
肩こりの原因は自信のなさからくる姿勢の悪さ
ここからは、私見になります。
色々な本を読んだり、たくさんの人を観察した結果から、私は次のように感じています。
慢性的な肩こりに悩まされている人は、
完璧主義で自分をデキる人に見せようとしている、
自分に厳しくて真面目にコツコツやるタイプ、
だけど、実は自分に自信がないような人に多いようです。
そして、そのメンタルの影響で、肩を後ろに張って、胸を張るような姿勢になっている方が多いです。
それは、胸を張ると、周りからは堂々としていて自信があるように見えるから。
体の関節には、正しい位置がある
体のそれぞれの関節には、一番ニュートラルなポジションというのがあります。
関節周りの筋肉がバランスよく緩んでいて、一番動きやすいポジションです。
肩の関節にも当然いいポジションというのがあります。
前述のように、自信のなさを隠したいが故に、無理に胸を張った姿勢を取ると、肩から背中の筋肉が過剰に緊張することになります。
その姿勢が基本姿勢になってしまうと、肩から背中の筋肉は常に緊張を強いられることになります。
それが慢性的な肩こりの正体です。
肩こりを解消させるために、「気づき」を大切に
では、原因がわかったところで、肩こりを治すためには何をしたら良いのでしょうか。
まずは、自分のこころの状態を見つめること。
見栄を張りたい気持ち、デキる人と評価されたい気持ちがある、ということに気がつきましょう。
そして、無理に胸を張っていないか、自分の体をよく感じてみましょう。
この、ただ気づく、という行程は自分の無意識を変える際にとっても大事になってくる、「マインドフルネス」という考え方です。
マインドフルネスについては後日また詳しくご説明しますね。
自分の現在の心と体の状態に気がついたら、自分自身を第三者の目線から見つめます。
自分がもし友達だったら、と仮定して、その友達にただ事実を受け止めてあげるような言葉をかけます。
無理に励ましたり有用なアドバイスをしたりするのではなく、ただただ事実を受け止めます。
本当は弱さを隠していたんだね。
完璧主義だったんだね。
人にダメ出しされるのが怖いんだね。
すると、自分の中の凝り固まっていた考え方がすっと溶けていく感覚を、もしかしたら感じられるかもしれません。
感じられなくても大丈夫。
それでも確実に心のコリは溶けています。
あとは心と体を感じてあげよう
ここまでやれたら、あとは肩の位置を感じてあげて、胸を張っていることに気がついたら、
リラックスリラックス。
見栄を張りたい気持ちに気がついたら、
リラックスリラックス。
そうやって、適宜気がついてあげることの繰り返しです。
無意識に染み付いた心と体の姿勢は、当然一瞬では治せません。
その都度あなた自身が気がついてあげることの繰り返しで、いつのまにか痛みが気にならなくなります。
まとめ
ここまで述べてきたのは、私自身がひどーい肩こりに悩まされ、色々な本を読み、自分の体で色々な実験を繰り返した結果得たものです。
全員が全員に当てはまるとは限らないと思います。
心も体も人それぞれ。
でも、これを読んでご自身の心や体や人生に一つでも発見があった方がいれば嬉しいです😊
今日も最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございます。
ご意見ご感想お待ちしております。
Dr.Amy