【女医が語る!】健康でありたいと願うことで生じる弊害「健康病」という病
【女医が語る!】健康でありたいと願うことで生じる弊害「健康病」という病
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現役医師として働いています。
心と体の健康について、そして人生について考えるのが大好きです。
現場から見えてくること、たくさんの情報の中から行き着いた個人的な考えをシェアする場にしたいと考えています。
訪れて下さった皆さまが少しでもかるーくゆるーく生きる助けになれば幸いです。
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おはようございます!☀️
皆さん、普段どれくらい体のことに気を使っていらっしゃいますか?😊
このブログを読んでくださっている方は、
どちらかというと健康に気を使っていらっしゃる方が多いと思います。
今日は、巷に溢れている健康情報の海で、
結局どうしたらいいのかわからなくなってしまった方へ、お伝えしたいことがあります✨
テレビやネットに溢れている健康情報。
トマトのリコピンはお肌に良い
ゴマのセサミンは老化防止に良い
笑うことで鬱病のリスクが減少する
などの、取り入れてもまぁ害にはならなそうな情報から、
1日30分の有酸素運動で寿命が延びる
vs
マラソンは体が酸化するので老ける
タンパク質を十分に摂ると痩せる
vs
肉は穢れた食べ物である
適度なアルコールは血流を良くする
vs
一杯のお酒でも腸内細菌が乱れる
筋トレで筋肉量を増やすと寿命が延びる
vs
筋トレは筋肉のバランスが崩れるのでしない方が良い
など、賛否両論のある情報まで、
調べれば調べるほどたくさんの情報が出てきます。
オマケに、最近はどの情報も、ある程度の科学的な証拠、エビデンスに基づいていることが多く、説得力があります。
そのため、
健康に気を使っている方ほど、次の2つのパターンのどちらかに陥るのではないでしょうか。
①どれも体に悪くて食べるものがない
②食べるべきものが多すぎて食べきれない
いかかですか?
思い当たるところがあるのではないでしょうか。
ちなみに私自身は①のパターンです(笑)
でもでも、一歩立ち止まって考えてみてください。
そもそも、何のために健康に気を使っていらっしゃるのでしょうか。
「健康であること」それ自体がゴールではないはずです。
健康であることによって、
人生をより良く生きたい、
より多くの深い経験をしたい、
それがゴールなのではないでしょうか。
にも関わらず、巷の健康法に翻弄されて、
日々の生活が窮屈になってしまっては、本末転倒ではないですか?😊
スナック菓子が食べたくなるときだってある。
何もせず家でぐーたらしたいときだってある。
アルコールの力を借りたいときだってある。
それでもいいじゃないですか。
人間ですもの。
人生そのものを満喫することを忘れないで下さい💕